
(画像=株式新聞)
この記事は2025年8月12日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>8月12日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>8月12日 |
11日の米国株式は、NYダウが前週末比200.52ドル安の4万3975.09ドルと反落、ナスダック総合指数は同64.618ポイント安の2万1385.404ポイントで4日ぶりに反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億5014万株、ナスダック市場が80億7745万株だった。ナスダック総合指数は、前週末8日に終値ベースの史上最高値を更新していた反動や、現地12日には7月CPI(消費者物価指数)が発表されることもあり、利益確定売りに押される展開となった。NYダウも軟調に推移し、同指数の採用銘柄では、セールスフォースやIBM、キャタピラーなどが値下がり率の上位に入っている。
12日の東京株式は、堅調な展開か。現地8日にナスダック総合指数が史上最高値を更新。週明け11日は反落したが、同指数の強い基調を追い風に、東京市場も買い優勢スタートとなりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=148円台の前半(前週末8日は147円31-33銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同171円76-80銭)と円安に振れている。輸出関連銘柄を中心にしっかりした値動きも見込まれる。11日のADR(米国預託証券)は円換算値で、INPEX<1605.T>、第一三共<4568.T>、日立<6501.T>などが、前週末8日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同8日の大阪取引所清算値比475円高の4万2295円だった。
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