12日前場は日経平均株価が、前週末比1029円19銭高の4万2849円67銭と大幅に5日続伸。24年7月11日の取引時間中の史上最高値(4万2426円77銭)を大きく上回った。TOPIX(東証株価指数)も同43.75ポイント高の3067.96ポイントと上昇し、前週末8日に続き取引時間中の史上最高値を塗り替えた。前週末8日に米ナスダック総合指数が連日で終値ベースでの史上最高値を更新していたことから、3連休中の先物の上げにサヤ寄せしてスタート。前週末8日の強い地合いが継続し堅調な値動きのなか、高値圏で取引を終えている。
東証プライム市場の出来高は13億8595万株、売買代金は3兆4764億円。騰落銘柄数は値上がりが1033銘柄、値下がりは537銘柄、変わらずは52銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。INPEX、石油資源などの鉱業株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇。KDDI、ソフバンGなどの情報通信株や、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株も高い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も堅調。関西電、東ガスなどの電気・ガス株や、三井不、菱地所などの不動産株もしっかり。一方、TOPPAN、任天堂などのその他製品株や、マルハニチロ、ホクトなどの水産農林株、JR西日本、JR東海などの陸運株が安い。
そのほか、新電元、不二製油、ゼンショーH、三井金、ジャストが上昇。半面、GENOVA、日ペイントH、ブレインP、パーソルHD、DITなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社