13日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比540円程度高い4万3260円前後で推移する。午前10時5分には同558円82銭高の4万3276円99銭を付け、きのう12日に付けた取引時間中の史上最高値(4万2999円71銭)を大きく更新した。現地12日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が2日ぶりに終値ベースでの史上最高値を更新した動きを受け、日本株もハイテク関連銘柄を中心に買いが優勢となった。その後は、利益確定売りに押される場面もみられたが、堅調に推移する。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所清算値比635円高の4万3275円だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落している。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、ソニーG、アドバンテスなどの電気機器株が上昇。第一生命HD、東京海上などの保険株や、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株も高い。SMC、菱重工などの機械株や、リクルートH、セコムなどのサービス株も堅調。AGC、特殊陶などのガラス土石株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株もしっかり。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、JR東日本、JR東海などの陸運株が安い。
そのほか、アジアパイル、ソラスト、ルネサス、松屋フーズH、セイコーGが上昇。半面、マイクロニ、MDV、クロスマーケ、サンウェルズ、スター精密などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の後半(12日は148円26−27銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同172円28−32銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社