
(画像=株式新聞)
この記事は2025年8月14日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>8月14日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>8月14日 |
13日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比463.66ドル高の4万4922.27ドル、ナスダック総合指数が同31.236ポイント高の2万1713.140ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億595万株、ナスダック市場が82億4529万株だった。ナスダック総合指数は連日で終値ベースの史上最高値を更新した。前日に続き、FRB(米連邦準備制度理事会)による9月利下げ期待が相場を押し上げる格好となった。ベッセント米財務長官が、9月に0.5%の利下げを開始し、その後も引き下げを継続できるとの考えを示したこともあり、幅広い銘柄が物色され指数を押し上げた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやペイパル、アドビなどが値上がり率の上位に入っている。
14日の東京株式は、軟調な展開か。日経平均株価は、きのう13日までに6連騰し4日終値からは約7.4%上昇。また、25日移動平均線とのかい離率は12日の5.47%から6.46%に拡大するなど、短期的な過熱感が警戒されそう。現地13日の米国株式は上昇しているが、目先的な利益確定売りが優勢になるとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(13日は147円52-54銭)とやや円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同172円71-75銭)と小動き。13日のADR(米国預託証券)は円換算値でLINEヤフ<4689.T>、TDK<6762.T>、ローム<6963.T>などが、13日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比225円安の4万3145円だった。
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