
(画像=株式新聞)
この記事は2025年8月19日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>8月19日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>8月19日 |
18日の米国株式は、NYダウが前週末比34.30ドル安の4万4911.82ドルと小幅に反落、ナスダック総合指数が同6.797ポイント高の2万1629.774ポイントと3日ぶりに小反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億422万株、ナスダック市場が73億4918万株だった。トランプ大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談を行ったが、ロシアとウクライナの停戦協議には時間を要する可能性が高いと受け止められ、相場への影響は限られた。NYダウは、昨年12月4日に付けた終値ベースでの史上最高値(4万5014.04ドル)を視界に捉えるなか、利益確定売りに押される格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロン・テクノロジーズやアーム・ホールディングス、テスラなどが上昇した。
19日の東京株式は、堅調な展開が続きそう。現地18日の米国株式は高安まちまちだったものの、きのう18日の強い地合いが継続するとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(18日は147円45-47銭)とやや円安方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同172円23-27銭)と小動き。円相場の落ち着きもあり、輸出関連銘柄を中心にしっかりした値動きとなりそうだ。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で資生堂<4911.T>、日本製鉄<5401.T>、IHI<7013.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比85円高の4万3805円だった。
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