19日後場は日経平均株価が、前日比168円02銭安の4万3546円29銭と3日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)も同4.33ポイント安の3116.63ポイントと下落した。朝方の日経平均は買い先行でスタートし、連日で取引時間中の史上最高値を更新する場面もみられた。ただ、買い一巡後は2日間で1000円を超える上昇となっていただけに、短期的な過熱感が警戒された。利益確定売りに押されるなか、午前10時1分には同302円34銭安の4万3411円97銭を付けた。その後は、時間外取引で米株価指数先物が下落するなか、リバウンド狙いの買いに支えられる格好で下げ渋った。
東証プライム市場の出来高は19億8152万株、売買代金は5兆780億円。騰落銘柄数は値上がりが1055銘柄に対して、値下がりは511銘柄にとどまり、値上がり銘柄が多かった。変わらずは54銘柄。
業種別では、全33業種のうち10業種が下落、23業種が上昇した。バンナム、任天堂などのその他製品株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が下落。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も安い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株も軟調。ダイキン、菱重工などの機械株や、リクルートH、日本郵政などのサービス株も弱かった。一方、中外薬、第一三共などの医薬品株や、三井不、菱地所などの不動産株が高かった。
そのほか、サンリオ、楽天銀行、フージャース、井関農、宮越HDが下落。半面、アステリア、アドクリ、飯野海、あすか製薬H、冨士ダイスなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社