経済・ビジネス情報

<相場の読み筋>8月20日

  • 公開日:
  • 更新日:
相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年8月20日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>8月20日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>8月20日

 19日の米国株式は、NYダウが前日比10.45ドル高の4万4922.27ドルと小反発、ナスダック総合指数は同314.822ポイント安の2万1314.952ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が9億6773万株、ナスダック市場が75億2090万株だった。米7月住宅着工件数が、季節調整済みの年率換算で前月比142万8000件となり、市場予想平均の同130万件を上回った。堅調な景気動向が好感され、NYダウは一時15日に付けた取引時間中の史上最高値を更新する場面もみられた。ただ、買い一巡後は21日から開催されるジャクソンホール会議を控え、利益確定売りに押された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アドバンスド・マイクロ・デバイシズやアーム・ホールディングス、エヌビディアなどが値下がり率の上位に入っている。

 20日の東京株式は、軟調な展開か。現地19日の米国株式市場では、NYダウが小反発したものの、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数は下落。日経平均株価への影響が大きい半導体関連株には重しとなりそうで、利益確定売りに押される動きが強まる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(19日は147円70-71銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同172円56-60銭)とやや円高に振れている。19日のADR(米国預託証券)は円換算値でLINEヤフ<4689.T>、富士フイルム<4901.T>、アドバンテス<6857.T>などが、19日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所清算値比170円安の4万3390円だった。

(イメージ写真提供:123RF) 

株式新聞

1949年に創刊した日本最大の証券専門紙。専門記者による注目銘柄情報や株式情報、株式ニュースなど最新の情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録