22日前場は日経平均株価が、前日比4円92銭高の4万2615円09銭と4日ぶりに小反発。TOPIX(東証株価指数)は同13.39ポイント高の3096.34ポイントに上昇した。現地21日の米国株式市場では、NYダウが3日ぶりに反落し、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数は3日続落。日経平均は円安もあり前日の底堅い動きを維持し、午前9時1分に同110円40銭高の4万2720円57銭を付けた。その後、下げ転換する場面もみられたが、おおむね小幅高で推移。週末のジャクソンホール会議でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演を行うことを控え、様子見姿勢が継続した。
東証プライム市場の出来高は8億8777万株、売買代金は1兆9767億円。騰落銘柄数は値上がりが843銘柄、値下がりは683銘柄、変わらずは93銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち22業種が上昇、11業種が下落した。第一生命HD、東京海上などの保険株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株が上昇。日立、ソニーGなどの電気機器株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高い。三井金、住友電工などの非鉄金属株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も堅調。SBI、大和証Gなどの証券商品先物株や、王子HD、日本紙などのパルプ紙株もしっかりだった。一方、信越化、花王などの化学株や、JAL、ANAなどの空運株が下落した。
そのほか、電算システム、ケミコン、三菱紙、CKD、キオクシアが上昇。半面、JR西日本、サンウェルズ、エアトリ、資生堂、栗本鉄などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社