27日後場は日経平均株価が、前日比125円87銭高の4万2520円27銭と反発。一方、TOPIX(東証株価指数)は同2.25ポイント安の3069.74ポイントと続落した。現地26日の米国株式市場で、NYダウとナスダック総合指数がそろって反発。日経平均はきのう下落した反動もあり、買いが先行した。ただ、戻り売りの圧力が強くその後は、下げに転じるなど不安定な値動きとなった。午前11時すぎに為替市場でドル・円相場が円安方向に振れたことを支えに、午後零時40分には同233円64銭高の4万2628円04銭まで上げ幅を広げた。その後は、現地27日に発表されるエヌビディアの決算を控えることから、積極的な売買が限られた。
東証プライム市場の出来高は18億5463万株、売買代金は4兆1890億円。騰落銘柄数は値上がりが741銘柄に対して、値下がりは793銘柄と多い。変わらずは86銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、JAL、ANAなどの空運株が上昇。三井金、住友鉱などの非鉄金属株や、JR東日本、JR東海などの陸運株も高い。ニッスイ、サカタのタネなどの水産農林株や、テルモ、ニコンなどの精密機器株も堅調。三井不、菱地所などの不動産株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株もしっかり。一方、MS&AD、東京海上などの保険株や、バンナム、任天堂などのその他製品株が安い。
そのほか、アステリア、NJS、Vキューブ、マネックスG、大栄環境が上昇。半面、ACCESS、電算システム、プロシップ、ユーグレナ、インソースなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社