市況(場況)

日経平均は529円安と大幅に続落、後場は押し目を拾う動き下げ渋る=1日後場

 1日後場は日経平均株価が、前週末比529円68銭安の4万2188円79銭と大幅に続落。TOPIX(東証株価指数)も同11.99ポイント安の3063.19ポイントと下落した。前週末8月29日の米国株式市場で、中国のアリババ集団が自前のAI(人工知能)半導体を開発したとする米メディアの報道を受け、半導体関連が下落。日本でもアドバンテスなどの関連銘柄が下げ、指数の重しとなった。後場の取引開始直後の午後零時31分には、日経平均は同883円30銭安の4万1835円17銭を付け、約3週間ぶりに4万2000円を割り込んだ。その後は、押し目を拾う動きから取引終了にかけて下げ渋る展開となった。

 東証プライム市場の出来高は17億2207万株、売買代金は4兆244億円。騰落銘柄数は値上がりが750銘柄、値下がりは806銘柄、変わらずは62銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち15業種が下落、18業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、SBI、野村などの証券商品先物株が下落。ソシオネクス、東エレクなどの電気機器株や、ディスコ、SMCなどの機械株も安い。コナミG、ソフバンGなどの情報通信株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も軟調。アシックス、任天堂などのその他製品株や、伊藤忠、三井物などの卸売株も弱かった。一方、東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が高い。

 そのほか、トリケミカル、ラクーンHD、ソシオネクス、KOKUSA、タツモが下落。半面、日東紡、電算システム、大阪チタ、IIJ、たけびしなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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