2日前場は日経平均株価が、前日比104円09銭高の4万2292円88銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)も同14.58ポイント高の3077.77ポイントと上昇した。きのう1日に大幅続落した反動や日経平均先物が大阪のナイトセッションで上昇したこともあり、買い優勢で取引を開始。その後も堅調な展開が継続。日経平均は午前10時40分に、同284円88銭高の4万2473円67銭を付けている。その後は、戻り待ちの売りに上値が重く、上げ幅を縮小して取引を終えた。円相場は1ドル=147円台の後半で推移し、朝方の水準よりも円安方向にある。
東証プライム市場の出来高は8億6808万株、売買代金は1兆8021億円。騰落銘柄数は値上がりが1209銘柄で7割を超えた一方、値下がりは352銘柄、変わらずは57銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。太平洋セメ、特殊陶などのガラス土石株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株が上昇。郵船、商船三井などの海運株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も高い。INPEX、石油資源などの鉱業株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も堅調。アサヒ、キリンHDなどの食料品株や、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株もしっかり。一方、JR東日本、JR東海などの陸運株や、NRI、ソフバンGなどの情報通信株、ダイキン、菱重工などの機械株が安い。
そのほか、IRJHD、伊藤園、日東紡、日ヒュム、三井金が上昇。半面、ライドリC、ユニオンツル、ギフティ、エムアップH、ネットプロテなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社