4日午前10時10分すぎの日経平均株価は、前日比500円程度高い4万2440円前後で推移する。現地3日の米国株式市場は、雇用指標が市場予想の平均を下回ったことから景気敏感株が軟調でNYダウが3日続落した。一方、ナスダック総合指数はアルファベット(グーグルの持株会社)が買われたことで3日続伸するなど、まちまち。日本株は前日に下落した反動や押し目を拾う動きから、買いが先行。午前9時48分には、同542円11銭高の4万2481円00銭を付けた。その後も高値圏で推移している。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比100円高の4万2110円だった。
業種別では、全33業種のうち28業種が上昇、5業種が下落している。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、MS&AD、東京海上などの保険株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も高い。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、東電力HD、東ガスなどの電気・ガス株も堅調。オリンパス、HOYAなどの精密機器株や、中外薬、エーザイなどの医薬品株もしっかり。一方、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株や、TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株が安い。
そのほか、ライドリC、日ヒュム、アステリア、日コンクリ、PHCHDが上昇。半面、ニデック、内田洋、システムサポ、アドクリ、アイエスビーなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時10分時点で、ドル・円が1ドル=148円前後(3日は148円73−75銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の半ば(同173円05−09銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社