4日前場は日経平均株価が、前日比517円27銭高の4万2456円16銭と大幅反発。TOPIX(東証株価指数)は同24.31ポイント高の3073.20ポイントと上昇した。現地3日の米国株式市場は、NYダウが3日続落したものの、アルファベット(グーグルの持株会社)が買われナスダック総合指数は3日続伸した。東京市場はきのう下落した反動もあり、買い優勢スタート。日経平均は上げ幅を拡大し、午前10時20分に同543円61銭高の4万2482円50銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに上値が重い場面もみられたが、上げ幅を取り戻し高値圏で前場の取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は9億5871万株、売買代金は2兆987億円。騰落銘柄数は値上がりが1120銘柄で7割に迫った一方、値下がりは434銘柄、変わらずは64銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株が上昇。MS&AD、東京海上などの保険株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高い。大林組、清水建などの建設株や、東電力HD、東ガスなどの電気・ガス株も堅調。郵船、商船三井などの海運株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株もしっかり。一方、TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株が安い。
そのほか、日コンクリ、ライドリC、PHCHD、アステリア、福田組が上昇。半面、ニデック、内田洋、ペプチドリム、システムサポ、スタンレーなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社