経済・ビジネス情報

Daily米株速報 2025/1/29

  • 公開日:
  • 更新日:
Daily米株速報

(画像=SBI証券)

この記事は2025年1月29日にSBI証券で公開された「Daily米株速報 毎営業日午前更新予定」を転載したものです。
掲載記事(最新版):Daily米株速報 毎営業日午前更新予定
終値

(画像=SBI証券)

テクノロジー株が「DeepSeek」ショックから反発。

1月28日(火)の米国株式市場は、前日の「DeepSeek」ショックからテクノロジー株が反発、ナスダックは前日の3.1%下落に対して2.0%、エヌビディア(NVDA)は前日の16.9%下落に対して8.8%反発した。「DeepSeek」ショックは、中国のAIスタートアップ企業が米国のものよりはるかに安価に高性能のAIモデルを開発した可能性があるとの情報を受けて、米国AI産業の価格競争力、市場リーダーシップに疑問が生じたもの。AI関連のソフトウェア株は、セールスフォース(CRM)が+3.7%、サービスナウ(NOW)が+2.5%など前日に続いて続伸したものが多かった。

経済指標では、12月耐久財受注は、輸送機器の減少が響いて前月比-2.2%と、市場予想の同+0.6%を大幅に下回った。一方、輸送機器を除く非国防資本財は、前月比+0.5%と市場予想の同+0.3%を上回って堅調。

債券利回りは「DeepSeek」ショックを背景とするリスクオフによる前日の低下から反発した。ドル円は前日の下落から回復して、155円台半ばに上昇した。原油価格はOPEC加盟国リビアの供給不安を懸念した買いが入って反発。金価格は前日の利食いによる下落から反発。

セクター別には、半導体株の反発を受けて情報技術が前日の5%を超える下落に対して3.6%の上昇、コミュニケーションサービスも1%以上上昇した。一方、前日上昇していた生活必需品は1.5%の下落、公益事業は1.4%の続落となった。

個別銘柄では、クルーズ大手のロイヤル カリビアン クルーズ(RCL)は、良好な予約動向、記録的価格水準を背景とした好調な通期利益見通しが好感されて+12.0%。

ゼネラル モーターズ(GM)の10-12月期実績、2025年通期予測とも市場予想を上回ったが、通期予測にはトランプ大統領が検討している関税、EV優遇政策縮小、税制変更は考慮に入れていないとしたことが嫌気され、-8.9%。

ボーイング(BA)は、ストライキや事故による生産停止や受注減が響いて2024年12月期は大幅な赤字で、6期連続の最終赤字となったが、今後の業績改善への期待から+1.5%。

引け後に決算を発表したスターバックス(SBUX)は、10-12月期の売上・EPSとも市場予想を上回った。米国および世界全体の既存店売上高は4%減少し、4四半期連続の減収となったが、経営陣は業績回復に向けた取り組みで明るい兆しが見えると述べた。時間外取引で+0.7%(日本時間29日(水)午前8時半)。

【1月29日(水)の米国市場】
主な経済イベント:FOMC政策金利
主な企業決算の発表:(寄り前)コーニング(GLW)Tモバイル US(TMUS)
(引け後) メタ プラットフォームズ A(META)マイクロソフト(MSFT)テスラ(TSLA)サービスナウ(NOW)

~見通し~
FOMCでは、先日トランプ大統領が「金利は即座に引き下げるべき」と発言したことが、パウエルFRB議長による会見にどのような影響を与えるか注目される。テクノロジー大手の決算については、堅調となって相場を押し上げる要因になると期待されよう。
SBI証券 投資情報部 榮 聡

主要株価指数

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(画像=SBI証券)

債券・商品市況

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主要通貨

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S&P500日中足チャート

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ナスダック日中足チャート

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S&P500セクター別

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S&P100種騰落率ランキング

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その他主要銘柄

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※本レポートはBloombergデータをもとにSBI証券が作成。
※銘柄名はBloomberg表記によるもの。

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