神島化学工業が続落、48円安の1379円を付けた。10日午後2時30分、26年4月期第1四半期(25年5−7月)の単体決算を発表。大幅な減益となり嫌気された。
第1四半期決算は、売上高が69億4300万円(前年同期比0.6%減)、営業利益が5億2800万円(同18.6%減)だった。建材事業は、住宅分野が高付加価値製品の高級軒天ボードの販売が好調に推移したものの、非住宅分野でビル工事遅れが依然として続いたことが響いた。化成品事業は、マグネシウムが米国の関税政策による影響で、高付加価値製品であるサプリメント用途の酸化マグネシウムが低調だったが、工業用途の酸化マグネシウムの拡販を進めたことにより増収となった。
第2四半期累計(25年5−10月)の業績予想は、売上高135億円(前年同期比2.9%減)、営業利益9億4000万円(同7.7%減)を据え置き。第1四半期決算の第2四半期累計業績予想に対する進ちょく率は、売上高で51.4%、営業利益で56.2%となっている。
10日の終値は、前日比32円安の1395円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社