
(画像=株式新聞)
この記事は2025年9月16日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月16日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>9月16日 |
15日の米国株式は、NYダウが前週末比49.23ドル高の4万5883.45ドルと反発、ナスダック総合指数は同207.647ポイント高の2万2348.750ポイントと6日続伸して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億6535万株、ナスダック市場が77億3971万株だった。ナスダック総合指数は6日続けて終値ベースの史上最高値を更新した。米中閣僚協議が14-15日にかけてスペインで開催され、ベッセント米財務長官は15日、中国系の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米事業売却について、大筋で合意したと発表。今後の米中貿易交渉の進展に期待感が高まる格好となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アルファベット(グーグルの持ち株会社)やテスラ、インテルなどが買われた。
16日の東京株式は、前週末12日の史上最高値更新の動きが継続し、堅調な展開となりそう。また、米政府は現地15日、日本時間の16日午後1時1分に日本に対する自動車・自動車部品関税を15%に引き下げると発表。引き下げ時期が明確になったことから、自動車関連銘柄に見直しの動きが進みそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の前半(前週末12日は147円45-47銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の半ば(同173円11-15銭)とやや円安方向にある。15日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、キーエンス<6861.T>、三住トラスト<8309.T>などが、前週末12日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同12日の大阪取引所清算値比155円高の4万4635円だった。
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