富士通は17日、日本アイ・ビー・エム(日本IBM、東京都港区)と、両社が有するテクノロジーや知見を組み合わせ、日本市場における「AI」「ハイブリッドクラウド」「ヘルスケア」の領域において協業を検討することで合意したと発表した。
「AI」では、業務知見や日本語強化大規模言語モデル(LLM)、横断的なAIガバナンスやAIオーケストレーションなどの価値やアセットを持ち寄り、業種および業務特化型AIの開発、ならびに統合AI基盤の構築における協業を検討。「ハイブリッドクラウド」では、両社が有する汎用および業種・業務に特化したクラウド環境やその高度化方法などの価値やアセットを持ち寄り、データセンターにおける連携や自動化(オートメーション)、FinOps(サステナブルで高効率なリソース活用のための財務と運用を組み合わせたフレームワーク)のさらなる適用を検討する。「ヘルスケア」では、医療データ主体の権利保護と適切な法令順守を前提に、ヘルスケア領域における課題解決のために両社の医療データプラットホームを互いに連携させることを検討するとともに、当該医療データプラットホームを活用したAIサービスに関する協業検討も開始する。
17日の終値は、前日比27円安の3681円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社