日立は17日、同社の「ダム運用最適化ソリューション」を用いて、長野県が管理する裾花ダム・裾花発電所(長野県長野市)を対象に、2000年から2024年の25年間のデータを活用し、ダム運用のシミュレーションを行ったと発表した。
同社によるとその結果、裾花ダムの理論上の最大発電量は過去実績平均より19%多いこと、また追加の設備投資を伴わない場合でも年間発電量を平均で14%向上できる可能性があることを導出したという。今後両者は、同ソリューションが導き出した運用方法の実導入に向けて協議を続けるとともに、ダム運用の最適化検討の事例として、同ソリューションを周知する。また、同社では、水力発電所を運営する自治体や電力会社へ広く展開する方針。
17日の終値は、前日比92円安の3960円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社