19日前場は日経平均株価が、前日比348円65銭高の4万5652円08銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)も同21.94ポイント高の3180.81ポイントと上昇した。日経平均は午前9時7分に、同549円32銭高の4万5852円75銭を付け連日で、TOPIXは16日(3181.91ポイント)以来3日ぶりにそれぞれ取引時間中の史上最高値を更新した。現地18日の米国株式市場は、利下げ期待が継続し、NYダウとナスダック総合指数がそろって終値ベースの史上最高値を更新した。エヌビディアによるインテルへの出資も好感された。日本株も半導体関連を中心に物色されたが、買い一巡後は利益確定売りや、日銀の金融政策決定会合の内容を確認したいとした様子見姿勢もあり、上値が重くなったようだ。
東証プライム市場の出来高は8億9014万株、売買代金は2兆8064億円。騰落銘柄数は値上がりが1167銘柄と7割を超えた一方、値下がりは391銘柄にとどまった。変わらずは60銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。伊藤忠、三菱商などの卸売株や、芙蓉リース、オリックスなどのその他金融株が上昇。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も高い。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、TOYO、ブリヂスなどのゴム製品株も堅調。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、ディスコ、菱重工などの機械株もしっかり。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、JAL、ANAなどの空運株が安い。
そのほか、さくら、レーザーテク、アステリア、イビデン、ニコンが上昇。半面、コーセル、大阪チタ、パーク24、GMOインタ、円谷FHなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社