市況(場況)

日経平均は257円と反落、荒い値動きでプライム売買代金は今年最大8兆円超え=19日後場

 19日後場は日経平均株価が、前日比257円62銭安の4万5045円81銭と反落。TOPIX(東証株価指数)も同11.19ポイント安の3147.68ポイントと下落した。現地18日の米国株高を受け、朝方は日本株にも半導体関連株を中心に堅調な値動きが継続。日経平均は連日で取引時間中の史上最高値を更新し、TOPIXは16日(3181.91ポイント)以来3日ぶりに塗り替える場面もみられた。後場に入り、日銀が金融政策決定会合の内容を発表。金融政策は現状を維持するとしたが、保有するETF(上場投資信託)とJ―REIT(不動産投資信託)を売却する方針を示した。売却開始時期は未定ながら、需給関係の悪化を警戒する売りが優勢となり一転して下げ転換。午後1時19分には、同807円97銭安の4万4495円46銭を付ける場面がみられた。売り一巡後は、押し目買いに下げ渋った。

 東証プライム市場の出来高は30億3750万株。売買代金は8兆7515億円と7月23日(7兆1081億円)を上回り、今年最大となった。騰落銘柄数は値上がりが649銘柄、値下がりは917銘柄、変わらずは52銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。アシックスや任天堂などのその他製品株や、OLC、リクルートHなどのサービス株が下落。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株も安い。ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、JAL、ANAなどの空運株も軟調。王子HD、北越コーポなどのパルプ・紙株や、郵船、商船三井などの海運株も弱かった。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株が高かった。

 そのほか、コーセル、大阪チタ、円谷FH、コーセー、杉本商事などが下落。半面、さくら、レーザーテク、アステリア、イビデン、ローツェが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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