22日前場は日経平均株価が、前週末比683円52銭高の4万5729円33銭と大幅に反発。TOPIX(東証株価指数)も同21.94ポイント高の3180.81ポイントと上昇した。現地19日の米国株式市場では、利下げ期待が継続し、NYダウとナスダック総合指数が連日でそろって終値ベースの史上最高値を更新。日本株もその動きや円安方向への動きなどが好感された。その後も堅調な値動きで、日経平均は午前11時26分に、同705円21銭高の4万5751円02銭を付け、前週末19日の取引時間中の史上最高値(4万5852円75銭)を視界に捉える場面があった。
東証プライム市場の出来高は8億1334万株、売買代金は2兆6940億円。騰落銘柄数は値上がりが1110銘柄と7割に迫る一方、値下がりは443銘柄だった。変わらずは65銘柄。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。ソニーG、東エレクなどの電気機器株や、SUMCO、ニッパツなどの金属製品株が上昇。信越化、富士フイルムなどの化学株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株も高い。ENEOS、コスモエネHなどの石油石炭株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株も堅調。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、ヤマハ、任天堂などのその他製品株もしっかり。一方、商船三井、川崎汽などの海運株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が安い。
そのほか、LTS、レーザーテク、レオパレス、メック、KOKUSAが上昇。半面、ADワークス、SANKYO、SCSK、電算システム、KLabなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社