
(画像=株式新聞)
この記事は2025年9月24日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>9月24日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>9月24日 |
23日の米国株式は、NYダウが前日比88.76ドル安の4万6292.78ドルと5日ぶりに反落、ナスダック総合指数は同215.502ポイント安の2万2573.474ポイント4日ぶりに下落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億9929万株、ナスダック市場が89億6672万株だった。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は講演で、金融政策について、あらかじめ決められたコースはなく、今後も入ってくるデータや変化する見通し、リスクのバランスを踏まえ、適切なスタンスを決定するとした。さらなる利下げへの言及がなく利益確定売りに押される展開となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アマゾン・ドット・コムやエヌビディア、アーム・ホールディングスなどが下落した。
24日の東京株式は、弱含みの展開か。現地23日の米国株安を受け、利益確定売りが先行するとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(22日は148円11-13銭)と円高に傾く一方、ユーロ・円が1ユーロ=174円台の半ば(同173円99銭-174円03銭)と円安方向にある。対ドルでの円高影響を警戒して、輸出関連株には重しとなる場面もありそう。23日のADR(米国預託証券)は円換算値で高安まちまちながら、住友化<4005.T>、楽天グループ<4755.T>、ENEOS<5020.T>などが、22日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比15円安の4万5305円だった。
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