市況(場況)

日経平均は111円安と3日続落、約2週間ぶりに終値4万5000円割れ=30日後場

 30日後場は日経平均株価が、前日比111円12銭安の4万4932円63銭と3日続落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同6.03ポイント高の3137.60ポイントと反発した。日経平均は17日以来、約2週間ぶりに終値ベースで4万5000円を割り込んだ。現地29日の米国株式は、利下げへの期待感が継続し、NYダウ・ナスダック総合指数はともに続伸。日本株も、米国株高などから買い優勢で取引を開始した。ただ、その後は円相場が円高方向に振れたことから売り物に押され下げ転換し、日経平均は午前10時6分に、同310円15銭安の4万4733円60銭を付けた。その後は、押し目買いに下げ渋る動きとなったものの、上半期末であることから積極的な売買は限られたようで、弱含みの展開を強いられた。

 東証プライム市場の出来高は22億1950万株、売買代金は5兆1274億円。騰落銘柄数は値上がりが521銘柄、値下がりは1040銘柄、変わらずは54銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち13業種が下落、20業種が上昇した。INPEX、石油資源などの鉱業株や、郵船、商船三井などの海運株が下落。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、帝人、東レなどの繊維株も安い。王子HD、日本紙などのパルプ・紙株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も軟調。ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、関西電、東ガスなどの電気ガス株も弱かった。一方、MS&AD、東京海上などの保険株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が上昇した。

 そのほか、ミガロHD、しまむら、アステリア、ソニーFG、コプロHDが下落。半面、LinkUG、富山第一銀行、日鉄鉱、ニッパツ、荏原などが高かった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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