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<相場の読み筋>10月1日

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相場の読み筋

(画像=株式新聞) 

この記事は2025年10月1日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月1日」を転載したものです。
掲載記事:<相場の読み筋>10月1日

 9月30日の米国株式は、3日続伸した。NYダウが前日比81.82ドル高の4万6397.89ドル、ナスダック総合指数が同68.855ポイント高の2万2660.009ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が14億5961万株、ナスダック市場が81億5899万株だった。NYダウは22日に付けた終値ベースの史上最高値(4万6381.54ドル)を約1週間ぶりに更新した。トランプ大統領は同日、製薬大手のファイザーと米国内での薬価引き下げで合意。また、当面は輸入関税の対象とならないことも明らかとなり、ファイザーのほかメルクやジョンソン・エンド・ジョンソンなどが買われた。一方、与野党の対立で連邦政府のつなぎ予算成立への不透明感から、一時下げに転じる場面もみられた。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、ペイパルやインテル、アドビなどが値上がり率の上位に入っている。

 10月1日の東京株式は、軟調な展開か。現地9月30日の米国株式は上昇したものの、きのう9月30日の日経平均株価は上値が重い展開にあったことや、買い手がかりに乏しいこともあり、弱含みとなりそうだ。為替相場は、ドル・円が1ドル=147円台の後半(9月30日は148円06-08銭)、ユーロ・円が1ユーロ=173円台の半ば(同173円87-91銭)と円高方向にあり、輸出関連株には重しになるとみられる。9月30日のADR(米国預託証券)は円換算値で、SUMCO<3436.T>、ENEOS<5020.T>、ニデック<6594.T>などが、同30日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比135円安の4万4855円だった。

(イメージ写真提供:123RF)

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