7日午前10時12分すぎの日経平均株価は、前日比390円程度高い4万8340円前後で推移する。現地6日の米国市場では、米オープンAIが、半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)とAI(人工知能)半導体の調達で契約締結したことをきっかけにAI関連が物色された。ナスダック総合指数は反発して終値ベースの史上最高値を更新。日本株も、米ハイテク株高を受けきのうの強い地合いが継続し、午前9時9分には、同582円57銭高の4万8527円33銭と、取引時間中の史上最高値を連日で更新した。その後は、急ピッチな上昇が続いたことから、短期的な過熱感を警戒して上げ幅を縮小する場面もみられた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比395円高の4万8585円だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、INPEX、石油資源などの鉱業株が上昇。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、三井不、菱地所などの不動産株も高い。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も堅調。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、AGC、ガイシなどのガラス土石株もしっかり。一方、イオン、ファストリテなどの小売株や、バンナムや任天堂などのその他製品株が安い。
そのほか、LinkUG、ネクステージ、エンプラス、古野電、住友不が上昇。半面、GMOFG、アステリア、インターメス、ハイデ日高、クリエイトHなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時12分時点で、ドル・円が1ドル=150円台の半ば(6日は150円01−03銭)、ユーロ・円が1ユーロ=176円台の前半(同174円95−99銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社