7日後場は日経平均株価が、前日比6円12銭高の4万7950円88銭と小幅に4日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同1.85ポイント高の3227.91ポイントと小幅に3日続伸した。終値ベースで日経平均が3日連続、TOPIXは連日で最高値を塗り替えた。朝方は、積極的な財政拡張への期待感で前日からの高市トレードが継続し、買い優勢で取引を開始。午前9時9分に同582円57銭高の4万8527円33銭まで上げ幅を拡大した。その後は、連騰が続き、きのう6日には大幅高を演じていただけに短期的な過熱感を警戒する動きから、積極的に買い進む動きは限られたもよう。上値が重いなか利益確定売りが優勢となり、後場には一時下げ転換する場面もみられた。ドル・円相場は1ドル=150円60銭台で、朝方の水準よりも円安方向で推移した。
東証プライム市場の出来高は25億852万株、売買代金は6兆6084億円。騰落銘柄数は値上がりが800銘柄、値下がりは747銘柄、変わらずは69銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、JAL、ANAなどの空運株が上昇。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株も高い。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、東電力HD、関西電などの電気ガス株も堅調。ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、INPEX、石油資源などの鉱業株もしっかり。一方、JPX、オリックスなどのその他金融株や、イオン、ファストリテなどの小売株が安い。
そのほか、LinkUG、ネクステージ、サムコ、古野電、Fスターズが上昇。半面、インターメス、キオクシア、オイラ大地、アステリア、ビジョナルなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社