8日午前10時すぎの日経平均株価は、前日比140円程度高い4万8090円前後で推移する。現地7日の米国市場では、NYダウが続落しナスダック総合指数も反落。日本株は高市トレードで大きく上げた反動もあり、きのうは上値の重い展開だった。この日も利益確定売りが先行したが、その後は押し目買いでプラス圏に浮上。午前9時55分には、同230円24銭高の4万8181円12銭を付けた。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所算値比70円高の4万8010円だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落している。ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、MS&AD、東京海上などの保険株が上昇。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も高い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、JPX、オリックスなどのその他金融株も堅調。ENEOS、コスモエネHなどの石油石炭株や、武田薬、第一三共などの医薬品株もしっかり。一方、浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、信越化、富士フイルムなどの化学株、AGC、ガイシなどのガラス土石株が安い。
そのほか、わらべや日洋、サカタのタネ、あいちFG、IHI、菱製鋼が上昇。半面、パルGH、三協立山、ミガロHD、日鉄鉱、霞ヶ関キャピなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時時点で、ドル・円が1ドル=152円台の前半(7日は150円62−64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の半ば(同175円87−91銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社