市況(場況)

日経平均は大幅反発し2日ぶり史上最高値更新、ソフバンGが押し上げる格好=9日後場

 9日後場は日経平均株価が、前日比845円45銭高の4万8580円44銭と大幅反発。TOPIX(東証株価指数)は同22.11ポイント高の3257.77ポイントと5日続伸した。日経平均は2日ぶり、TOPIXは4日連続で終値ベースの最高値を更新した。現地8日の米国で半導体関連株が物色され、同日のナスダック総合指数は反発。日本株も、米ハイテク株高を受け朝方から買い優勢で取引を開始。日経平均は堅調な値動きが続き、午後3時12分に同862円09銭高の4万8597円08銭を付け、7日の取引時間中の史上最高値(4万8527円33銭)を塗り替えた。取引終了にかけては引き締まる格好となった。ソフバンGが、米ハイテク株高やロボット事業買収を背景に大幅高となり日経平均を約475円押し上げた。

 東証プライム市場の出来高は24億4978万株、売買代金は6兆2829億円。騰落銘柄数は値上がりが928銘柄、値下がりは623銘柄、変わらずは65銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。KDDI、ソフトバンクなどの情報通信株や、SBI、野村などの証券商品先物株が上昇。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株も高い。INPEX、石油資源などの鉱業株や、AGC、特殊陶などのガラス土石株も堅調。日立、ソニーGなどの電気機器株や、SUMCO、ニッパツなどの金属製品株もしっかりだった。一方、郵船、商船三井などの海運株や、ニッスイ、サカタのタネなどの水産農林株が安い。

 そのほか、LinkUG、芝浦、安川電、マニー、ミニストップが上昇。半面、WNIウェザ、ABCマート、ライドリC、ミガロHD、Fスターズなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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