
(画像=株式新聞)
この記事は2025年10月10日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月10日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>10月10日 |
9日の米国株式は、NYダウが前日比243.36ドル安の4万6358.42ドルと4日続落、ナスダック総合指数は同18.752ポイント安の2万3024.626ポイントと反落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が11億2788万株、ナスダック市場が97億5764万株だった。新会計年度のつなぎ予算が成立せず、政府機関の一部閉鎖が続き不透明感が強まるなか、来週から米企業の決算発表が本格化することもあり、利益確定売りが優勢となった。10年物国債の利回りが上昇(価格は低下)したことも重しとなった。NYダウ採用銘柄では、ボーイングやトラベラーズ、ハネウエルなどが値下がり率の上位に入っている。
10日の東京株式は、軟調な展開が見込まれる。現地9日の米国株安や短期的な過熱感を警戒し、利益確定売りが先行するとみられる。また3連休となることから、取引時間中の後半には様子見姿勢が強まる場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=153円前後(9日は153円06-07銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=177円前後(同177円71-75銭)と円高方向に振れている。9日のADR(米国預託証券)は円換算値で、7&iHD<3382.T>、楽天グループ<4755.T>、ニデック<6594.T>などが、9日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、9日の大阪取引所清算値比140円安の4万8660円だった。
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