ユニクロを展開するファーストリテイリングが大幅続伸、前日比3900円高の5万2190円を付けた。26年8月期の増益予想が買い材料視された。
9日に発表した25年8月期決算は、ユニクロの収益が国内や欧米で伸び連結営業利益が5643億円(前々期比13%増)と計画(5450億円)を上回った。26年8月期の計画は営業利益6100億円(前期比8%増)で、5期連続最高益を見込む。配当予想は中間・期末とも260円の年間520円とし、前期から20円増配する。
同社は東南アジア圏に製造拠点があり、ベトナムやバングラディシュから米国に出荷する製品にはトランプ政権の導入した高関税が課せられる。現地在庫の払底に伴い本格的に販売価格に転嫁する方向だ。
10日の終値は、前日比3210円高の5万1500円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社