
(画像=株式新聞)
この記事は2025年10月14日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月14日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>10月14日 |
13日の米国株式は、NYダウが前週末比587.98ドル高の4万6067.58ドルと6日ぶりに反発、ナスダック総合指数が同490.178ポイント高の2万2694.608ポイントと3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億6817万株、ナスダック市場が84億1387万株だった。前週末10日、トランプ大統領は、11月から中国に対して100%の追加関税を課す方針を示したことから株価が急落。同大統領は12日、自身のSNSに「中国のことは心配するな」と投稿した。米中関係の悪化を警戒する動きが後退、前週末に下落した反動もあり、株価の上昇につながった。NYダウ採用銘柄では、ナイキやセールスフォース、ゴールドマン・サックスなどが値上がり率の上位に入っている。
14日の東京株式は、落ち着きどころを探る展開か。前週末10日、公明党が自民党との連立政権から離脱することを表明。自民党と公明党の連立を前提とした政権が想定されていただけに「高市トレード」に対する反動で、短期的な利益を確定する動きが強まるとみられる。上昇ピッチが早かったことから、様子見姿勢が強まる場面もありそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=152円台の前半(前週末10日は152円84-86銭)、ユーロ・円が1ユーロ=176円台の前半(同176円95-99銭)と円高方向にある。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、SUMCO<3436.T>、ニデック<6594.T>、アドバンテス<6857.T>などが、前週末10日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同10日の大阪取引所清算値比605円安の4万7015円だった。
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