大阪有機化学工業が前週末10日引け後、25年11月期第3四半期(24年12月−25年8月)の連結決算を発表した。
第3四半期累計の連結決算は、売上高が266億9900万円(前年同期比12.3%増)、営業利益が46億3100万円(同54.5%増)だった。化成品事業は、アクリル酸エステルグループの、自動車用塗料向けの販売は回復傾向となり、ディスプレー用粘着剤向けやUVインクジェット用インク向けの販売が好調に推移。電子材料事業は、半導体材料グループで、最先端のEUVレジスト用原料の販売は減少したが、主力であるArFレジスト用原料の販売が回復した。
25年11月期業績予想は、売上高340億円(前期比4.0%増)、営業利益50億円(同8.5%増)を据え置き。第3四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で78.5%、営業利益で92.6%となっている。
14日の終値は、前週末比10円安の3315円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社