市況(場況)

日経平均は大幅続伸、両指数とも終値で公明党離脱前を上回る=16日後場

 16日後場は日経平均株価が、前日比605円07銭高の4万8277円74銭と大幅続伸。TOPIX(東証株価指数)も同19.78ポイント高の3203.42ポイントと上昇した。両指数ともに、公明党が連立からの離脱を表明する前の水準である10日終値を上回った。自民党と日本維新の会による連立に向けての政策協議が進展することへの期待感から、強気姿勢が広がった。また、現地15日の米国株式市場で、ハイテク株が買われナスダック総合指数とSOX指数(フィラデルフィア半導体指数)が上昇したことも支えとなった。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値の重い展開となる場面もみられたが、日経平均は午後3時7分に同644円67銭高の4万8317円34銭を付けるなど、堅調な値動きとなった。

 東証プライム市場の出来高は20億8703万株、売買代金は5兆4426億円。騰落銘柄数は値上がりが858銘柄、値下がりは681銘柄、変わらずは76銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株が上昇。東電力HD、関西電などの電気ガス株や、島津製、HOYAなどの精密機器株も高い。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、トヨタ、SUBARUなどの輸送用機器株も堅調。ディスコ、菱重工などの機械株や、日立、ソニーGなどの電気機器株もしっかりだった。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、MS&AD、東京海上などの保険株が安い。

 そのほか、サイゼリヤ、マルマエ、芝浦、キオクシア、ルネサスが上昇。半面、LinkUG、ヨシムラFH、ベイカレント、トランザク、松竹などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

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