東京製鐵が急落、123円安の1359円を付け、14日の年初来安値1424円を割り込んだ。17日午後2時、26年3月期の単体業績予想を下方修正し、嫌気された。
26年3月期の業績予想で、売上高を2935億円から2643億円(前期比19.1%減)に、経常利益を161億円から95億円(同68.4%減)に引き下げた。7−9月期において、国内での建設分野における人手不足による施工能力の減少の影響など、製品出荷数量が想定を下回ったことに加え、生産数量の減少による固定費負担増も重しとなった。今後、国内の製造業は、自動車の対米関税問題が決着したものの、需要の先行きについては不透明感が続くことや、円安影響による鉄スクラップ価格の上昇が収益を圧迫することなどを見込む。
26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の決算は、売上高が1338億9400万円(前年同期比23.2%減)、経常利益が69億8300万円(同53.1%減)だった。
17日の終値は、前日比123円安の1359円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社