三菱電機は24日、早稲田大学、デンマークのデンマーク工科大学、豪シドニー大学の4者で、個人の温冷感を正確に予測する温熱快適性指標の構築と、その国際標準化に向けた取り組みを推進するための、共同研究契約を締結したと発表した。
従来から同社と早稲田大学は、カーボンニュートラルやウェルビーイングなどをテーマとした研究の一環として、「温熱環境の向上」をテーマとした研究を行っていた。今回、研究をさらに強化・加速させるため、建築環境学、特に温熱環境分野において世界的な知見を持つデンマーク工科大学およびシドニー大学を加えた4者による共同研究を開始する。温熱環境の評価において、従来考慮されていた室内環境要素に加え、個人属性を含むあらゆる要素を統合的に捉えることで、個人の温熱快適性を正確に予測できる新たな評価指標の構築と、同指標の国際標準化を目指す。
温熱環境とは、人の熱的感覚に影響を与える環境のことで、温度、放射温度、湿度、気流、着衣量、代謝量などの複数の要素から構成
24日の終値は、前日比50円高の4004円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社