
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年10月27日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>10月27日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>10月27日 |
前週末24日の米国株式は、続伸した。NYダウが前日比472.51ドル高の4万7207.12ドル、ナスダック総合指数が同263.069ポイント高の2万3204.867ポイントで取引を終了。出来高概算は、NY市場が10億3641万株、ナスダック市場が92億5081万株だった。NYダウは、終値ベースで21日に付けた史上最高値(4万6924.74ドル)を更新。ナスダック総合指数も8日に付けた史上最高値(2万3043.378ポイント)を塗り替えた。9月CPI(消費者物価指数)が前年同月比3.0%上昇し、市場予想平均の同3.1%上昇を下回った。FRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ期待が継続、幅広い銘柄が物色された。NYダウ採用銘柄では、IBMやゴールドマン・サックス、エヌビディアなどが値上がり率の上位に入っている。
27日の東京株式は、続伸後も堅調な値動きか。現地24日の米国株高を受け、朝方から買い先行スタートとなりそう。前週末24日の強い地合いも継続し、上値を試す場面も想定される。為替相場は、ドル・円が1ドル=152円台の後半(前週末24日は152円82-84銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の後半(同177円55-59銭)とやや円安方向にある。前週末24日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日本製鉄<5401.T>、IHI<7013.T>、三住トラスト<8309.T>などが、同24日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同24日の大阪取引所清算値比225円高の4万9545円だった。
(イメージ写真提供:123RF)