株式新聞ダイジェスト

日揮HD、リチウム精錬の独自技術を保有するMetsoと協業の可能性で覚書締結

 日揮ホールディングスは4日、海外EPC事業会社の日揮グローバルが、リチウム精錬技術において独自のアルカリ浸出法を保有するフィンランドのMetsoと、同技術を活用した協業の可能性を探るため、10月29日付で非独占的な覚書を締結したと発表した。

 同社によると、Metsoが開発した「アルカリ浸出法」は、アルカリ溶液を用いて精鉱(コンセントレート)などからリチウムを浸出させる技術。同技術では硫酸を使用しないため、中和剤をはじめとする薬剤の消費量や残渣発生量も低減できるうえ、副産物として発生する残渣は化学的に安定し建築資材用途での再利用も可能なことから、環境負荷の低減と持続可能性に優れた精錬技術という。加えて、設備構成も従来法に比べて簡素化できることから、初期設備費用や運転費用を低減できる点で経済性にも優れ、二次電池などが世界に広く普及していくことで増大するリチウム需要に応えエネルギー転換に貢献していくことが期待されるとしている。

 5日の終値は、前日比23.5円高の1606円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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