古河電工は5日、東京大学大学院工学系研究科と、23年に同大学内に開設した社会連携講座「小型・超小型衛星におけるビジネスエコシステムの創成」を通じて設計開発した実証衛星「ふなで」を26年10月に打ち上げ、同社製人工衛星用コンポーネントの軌道実証と、東京大学が研究を進めるフォーメーションフライトの基礎運用実証を行うと発表した。
両者は23年4月に同大学内に社会連携講座を開設し、今後大量に製造が必要になる小型・超小型衛星および搭載する各種コンポーネントの設計・開発を中心とする技術習得、より効率的で付加価値の高い人工衛星製造・供給体制の構築に向けた諸課題の検討に取り組んできた。実証実績をもとに効率的で付加価値の高い人工衛星の製造および供給体制を検証。さらに、宇宙事業の展開に向けて新たな商材の開発にも取り組むという。
5日の終値は、前日比595円安の1万415円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社