
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月10日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月10日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月10日 |
前週末7日の米国株式は、NYダウが前日比74.80ドル高の4万6987.10ドルと反発、ナスダック総合指数は同49.455ポイント安の2万3004.538ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が13億1018万株、ナスダック市場が82億1325万株だった。朝方は前日からの弱い動きが継続、NYダウは410ドルを超える下げをみせる場面がみられた。売り一巡後は、政府機関の長期閉鎖が続くなか、野党・民主党がつなぎ予算成立に向け、歩み寄る姿勢を示したと報じられ、持ち直す展開となった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、アーム・ホールディングスやギリアド・サイエンシズ、テスラなどが下落した。
10日の東京株式は、もみ合いか。現地7日の米国株式市場は、NYダウが反発した一方、ナスダック総合指数が続落するなど、方向感に乏しい展開だった。東京市場では、決算発表ラッシュが続くが、好業績銘柄を中心とした個別物色が中心になりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=153円台の半ば(前週末7日は153円38-40銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の半ば(同176円88-92銭)と円安方向にある。前週末7日のADR(米国預託証券)は、円換算値で高安まちまちながら、日本製鉄<5401.T>、太陽誘電<6976.T>、菱重工<7011.T>などが、同7日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同7日の大阪取引所清算値比100円高の5万410円だった。
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