10日午前10時5分すぎの日経平均株価は、前週末比300円程度高い5万575円前後で推移する。午前9時33分には、同476円69銭高の5万753円06銭を付けている。現地7日の米国では、NYダウが反発した一方、ナスダック総合指数は続落するなどまちまちだった。日本株は前週末に大幅下落した反動から、買いが先行。その後は、戻り待ちの売りに、もみ合い商状となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、前週末7日の大阪取引所算値比100円高の5万410円だった。
業種別では、全33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落している。INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株が上昇。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、SUMCO、三和HDなどの金属製品株も高い。テルモ、オリンパスなどの精密機器株や、AGC、TOTOなどのガラス土石株も堅調。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、JPX、オリックスなどのその他金融株もしっかり。一方、バンナム、任天堂などのその他製品株や、OLC、リクルートHなどのサービス株が安い。
そのほか、TOWA、アルファシス、メルカリ、大阪ソーダ、日東紡が上昇。半面、ホソミクロン、日本アクア、シークス、ヨコオ、JCUなどが下落している。
東京外国為替市場では午前10時5分時点で、ドル・円が1ドル=153円台の後半(前週末7日は153円38−40銭)、ユーロ・円が1ユーロ=177円台の後半(同176円88−92銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社