東洋製罐グループホールディングスが急反発、444円高の3835円を付け、9月2日の年初来高値3663円を大きく更新した。前週末7日引け後、26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し買い人気を集めた。
第2四半期累計の決算は、売上高4843億300万円(前年同期比4.3%増)、営業利益が301億5500万円(同64.7%増)だった。売上高は、包装容器事業を中心に価格改定を実施したほか、マレーシアでホームケア製品およびパーソナルケア製品の充填事業を営むPREMIER CENTRE GROUPを連結したことで拡大。利益面では、価格改定の実施が寄与した。
通期業績予想は、売上高9600億円(前期比4.1%増)、営業利益450億円(同31.3%増)を据え置き。第2四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で50.4%、営業利益で67.0%となっている。
10日の終値は、前週末比420円高の3811円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社