
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月11日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月11日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月11日 |
10日の米国株式は、NYダウが前日比381.53ドル高の4万7368.63ドルと続伸、ナスダック総合指数が同522.636ポイント高の2万3527.174ポイント3日ぶりに反発して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億3212万株、ナスダック市場が83億9168万株だった。9日の上院で、連邦政府のつなぎ予算案を採決する法案の動議が可決。同予算が上院で成立する見込みとなったほか、下院でも週内に採決されると報じられた。米政府機関の閉鎖が長期化し、経済活動への影響が懸念されていただけに、予算成立への進展が期待された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロン・テクノロジーやエヌビディア、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが買われた。
11日の東京株式は、続伸後も堅調か。現地10日の米国株高を背景に、きのう10日の強地合いが継続するとみられ、買い優勢スタートとなりそう。SOX指数(フィラデルフィア半導体指数)も上昇していることから、指数寄与度の高いAI(人工知能)や半導体関連株が上昇をけん引するとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の前半(10日は154円04-06銭)、ユーロ・円が1ユーロ=178円台の前半(同178円17-21銭)と小動き。10日のADR(米国預託証券)は円換算値で、SUMCO<3436.T>、日本製鉄<5401.T>、IHI<7013.T>などが、10日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、10日の大阪取引所清算値比225円高の5万1275円だった。
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