日本カーバイド工業が急騰、239円高の2399円を付け、9月25日の年初来高値2288円を大きく更新した。10日引け後、26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し好感された。
第2四半期累計の決算は、売上高が242億6200万円(前年同期比3.8%増)、営業利益が20億9300万円(同65.7%増)だった。フィルム・シート製品で、増収増益を確保。フィルムが中国での拡販により、レーザーマーキングラベルの出荷が増加した。ステッカーは、米国での拡販で、自動車向け3Dエンブレムの出荷増に加え、ブラジルでの二輪車生産台数の増加により、二輪車関連製品の出荷が増加した。
26年3月期業績予想は、売上高490億円(前期比0.6%増)、営業利益33億円(同5.5%減)を据え置き。第2四半期決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で49.5%、営業利益で63.4%となっている。
11日の終値は、前日比149円高の2309円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社