12日前場は日経平均株価が、前日比84円36銭高の5万927円29銭と反発。TOPIX(東証株価指数)は同33.93ポイント高の3355.51ポイントと3日続伸し、取引時間中の最高値を約1週間ぶりに更新した。日経平均は午前11時16分に、同180円56銭高の5万1023円49銭を付けている。朝方から買いが先行したが、戻り待ちの売りに押され下げ転換する場面もみられた。ソフバンGの上値が重いことも指数を押し下げた。ただその後はドル・円相場は1ドル=154円30銭台と、朝方の水準よりもやや円安方向に動いたことや、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることなどを支えに、押し目を拾う動きが強まり持ち直した。
東証プライム市場の出来高は14億5964万株、売買代金は3兆4385億円。騰落銘柄数は値上がりが1354銘柄と8割を超えた一方、値下がりは228銘柄にとどまった。変わらずは29銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち29業種が上昇、4業種が下落した。中外薬、第一三共などの医薬品株や、住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株が上昇。三井不、菱地所などの不動産株や、味の素、JTなどの食料品株も高い。INPEX、石油資源などの鉱業株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も堅調。大和証G、野村などの証券商品先物株や、第一生命HD、東京海上などの保険株もしっかり。一方、SUMCOなどの金属製品株や、ソフバンGなどの情報通信株が安い。
そのほか、三井金属、オプトラン、アジアパイル、日揮HD、SREHDが上昇。半面、KOKUSA、マイクロニ、サンケン、日本化、タカラBIOなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社