12日後場の日経平均株価は、前日比220円38銭高の5万1063円31銭と反発。TOPIX(東証株価指数)は同37.75ポイント高の3359.33ポイントと3日続伸し、10月31日の終値ベースの史上最高値(3331.83ポイント)を大きく更新した。日経平均は朝方から買いが先行したが、ソフバンGの上値が重いことや、その他の銘柄でも戻り待ちの売りに押され、下げ転換するなど不安定な値動きとなる場面もみられた。ただ、その後はドル・円相場が1ドル=154円60銭台と、朝方の水準よりも円安方向に動いたことや、時間外取引で米株価指数先物が上昇していることなどを支えに、午後3時14分に同229円33銭高の5万1072円26銭を付けるなど、高値圏で取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は27億8471万株、売買代金は7兆5億円。騰落銘柄数は値上がりが1259銘柄と8割に迫った一方、値下がりは316銘柄、変わらずは37銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落した。住友鉱、フジクラなどの非鉄金属株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が上昇。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高い。大和証G、野村などの証券商品先物株や、味の素、JTなどの食料品株も堅調。三井不、菱地所などの不動産株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株もしっかり。一方、SUMCO、リンナイなどの金属製品株や、コナミG、ソフバンGなどの情報通信株が安い。
そのほか、三井海洋、三井金属、SWCC、オプトラン、メックが上昇。半面、KOKUSA、マイクロニ、日本化、サンケン、タカラBIOなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社