半導体パッケージ基板向け極薄銅箔(はく)や、二輪用触媒で世界トップシェアの三井金属が1万9310円(前日比3775円高)を付け、上場来高値を更新した。11日引け後、26年3月期業績予想の上方修正を発表し、買い人気を集めた。
通期の連結営業利益予想を460億円から780億円(前期比4.4%増)に引き上げた。主要製品のキャリア付極薄銅箔やAI(人工知能)サーバー向け電解銅箔などの需要が堅調に推移していることに加え、金属価格の上昇、為替の円安、在庫要因の好転などを織り込んだ。
第2四半期累計(25年4−9月)の連結営業利益は397億6700万円(前年同期比2.4%増)となり、計画の245億円を上回った。
12日の終値は、前日比3615円高の1万9150円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社