
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月14日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月14日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月14日 |
13日の米国株式は、NYダウが前日比797.60ドル安の4万7457.22ドルと5日ぶりに反落、ナスダック総合指数が同536.102ポイント安の2万2870.355ポイントと3日続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億4360万株、ナスダック市場が94億7221万株だった。現地12日、連邦政府のつなぎ予算が成立。政府機関の早期正常化が期待されるが、NYダウは先き取りする格好で上昇し連日で史上最高値を更新していたことから、利益確定売りに押された。また、ハマック米クリーブランド連銀総裁は13日、米国のインフレはなお懸念される水準にあり、金融政策は引き締め的な状態を維持する必要があるとした。利下げへの期待感が後退したことも重しとなった。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、テスラやアーム・ホールディングス、インテルなどが値下がり率の上位に入っている。
14日の東京株式は反落後、落ち着きどころを探る展開か。現地13日の米国株安を受け、朝方から売り優勢スタートとなろう。週末要因もあり手控えムードが強まる可能性があるなか、日経平均株価の上昇をリードしてきたソフバンG<9984.T>やアドバンテス<6857.T>、東エレク<8035.T>などの動きに関心が向かうとみられる。為替相場は、ドル・円が1ドル=154円台の半ば(13日は154円71-73銭)、ユーロ・円が1ユーロ=179円台の後半(同179円64-68銭)と小動き。13日のADR(米国預託証券)は円換算値で、日立<6501.T>、レーザーテク<6920.T>、ニトリHD<9843.T>などが、13日の東京終値に比べ安い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所清算値比1205円安の5万95円だった。
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