東レが急反発、98円高の1048円を付けた。14日午後1時、自己株取得枠の設定と消却を発表し、材料視された。
自己株取得枠は、上限6300万株(自己株を除く発行済み株式数の4.20%)・500億円。取得期間は11月17日から26年5月31日まで。今回の取得は、24年度から26年度の3年間で政策保有株式を50%削減し、売却代金を全額自己株式取得に充当する方針に基づくもの。また、11月28日付で自己株1億2700万株(消却前発行済み株式数の7.78%)を消却するとした。
同時に発表した26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の連結決算(IFRS)は、売上収益が1兆2343億1000万円(前年同期比4.6%減)、事業利益が678億8300万円(同14.2%減)だった。通期予想について見直しを行い、売上収益を2兆6700億円から2兆6300億円(前期比2.6%増)に引き下げたが、事業利益は1500億円(同5.1%増)を据え置き。
14日の終値は、前日比89円高の1039円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社