17日後場の日経平均株価は、前日比1620円93銭安の4万8702円98銭と大幅に3日続落。TOPIX(東証株価指数)も同96.43ポイント安の3251.10ポイントと下落した。終値ベースで日経平均が4万9000円を割り込んだのは、10月23日(4万8641円61銭)以来、約3週間ぶり。下落幅は4月7日(2644円00銭)に次ぐ今年2番目の大きさとなった。米株安を受けて朝方から売りが優勢な展開となった。後場も売りが強い状況が続き、日経平均は午後1時26分に、同1662円39銭安の4万8661円52銭を付けた。その後は動意に乏しいなか軟調に推移した。市場では「現地19日の通常取引終了後に発表されるエヌビディアの決算発表まで、不安定な値動きが続きそう」(中堅証券)との声が聞かれた。
東証プライム市場の出来高は24億3356万株、売買代金は6兆4627億円。騰落銘柄数は値上がりが198銘柄にとどまった一方、値下がりは1383銘柄と8割を超えた。変わらずは32銘柄だった。
業種別では、全33業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が下落。ディスコ、菱重工などの機械株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株も安い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も軟調。INPEX、石油資源などの鉱業株や、LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株、テルモ、HOYAなどの精密機器株も弱かった。
そのほか、JX金属、GLM、オルガノ、古河電工、KOKUSAが下落。半面、ラックランド、オーケストラ、ニチコン、ギフティ、ペプチドリムなどが高い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社