
(画像=株式新聞)
| この記事は2025年11月19日に株式新聞で公開された「<相場の読み筋>11月19日」を転載したものです。 掲載記事:<相場の読み筋>11月19日 |
18日の米国株式は、NYダウが前日比498.50ドル安の4万6091.74ドルと4日続落、ナスダック総合指数が同275.229ポイント安の2万2432.846ポイントと続落して取引を終了。出来高概算は、NY市場が12億3662万株、ナスダック市場が78億4328万株だった。直近でAI(人工知能)や半導体関連株が軟調な展開となるなか、19日の通常取引終了後にはエヌビディアの決算発表を控える。今後の業績動向を確認したいとして、同社株のほかマイクロソフトなど直近で買われていた銘柄への様子見姿勢が強まるなか、利益確定売りに押された。ハイテク株比率の高いナスダック市場では、マイクロン・テクノロジーやアマゾン・ドット・コム、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなどが値下がり率の上位に入っている。
19日の東京株式は反発後、もみ合いか。日経平均株価はきのう18日に大幅に3日続落した反動や、短期的なリバウンド狙いなどから、買い優勢スタートとなりそう。為替相場は、ドル・円が1ドル=155円台の半ば(18日は154円99銭-155円01銭)、ユーロ・円が1ユーロ=180円台の前半(同179円64-68銭)と円安方向に振れており、輸出関連株には支えになるとみられる。ただ、買い手がかり難のなか、東京市場もエヌビディア決算待ちで、模様眺めムードが広がることも想定される。18日のADR(米国預託証券)は円換算値で、高安まちまちながら、ENEOS<5020.T>、日本製鉄<5401.T>、ソニーG<6758.T>などが、18日の東京終値に比べ高い。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所清算値比350円高の4万8850円だった。
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